CStore1
当社がオーストラリアにて開発を手掛ける大型浮遊式CO2回収貯留(CCS)ハブ・プロジェクト「CStore1」(Cストア・ワン)はアジア太平洋地域の産業施設から発生するCO2を年間150~750万トン回収液化し、液化CO2を船舶で豪州沖合の洋上圧入ハブ設備に輸送し、同設備付近の地下貯留層に圧入することで長期貯留する、大型CCSインフラ事業です。
CStore1の特徴
CStore1の特徴: 本事業はアジア太平洋初、業界唯一の事業です。
唯一無二である要素1:マルチユーザー型
CO2輸送パイプランの距離や土地制約等の理由で特定の産業施設のみからCO2を回収貯留する既存CCS事業と異なり、産業施設を問わずCO2の回収貯留サービスを提供出来ます。
唯一無二である要素2:洋上圧入ハブ設備をCO2地下貯留適地の真上に設置可能
洋上圧入ハブ設備は浮遊式なのでCO2貯留適地の真上に設置出来、輸送パイプランが不要になる分総建設費削減が図れます。
唯一無二である要素3:圧入ハブ設備の残価リスクの軽減
CO2の陸上圧入設備と異なり洋上圧入ハブ設備は移動が可能なため、何等かの理由で当初選定したCO2貯留適地での貯留が計画通り実施出来なかった場合は他のCO2貯留適地に仕向けることが出来ます。これにより設備残価リスクの軽減が図れます。
唯一無二である要素4:豪州や日本をはじめ世界に点在する複数のCO2地下貯留適地に転用可能
液化CO2輸送船及び洋上圧入ハブ設備を用いるためCO2の輸送パイプラン或いは土地等の制約を受けにくく、複数のCO2地下貯留適地の開発に転用できます。
CStore1の競合優位性
豪州において洋上浮遊式CCS事業を開発する唯一の企業として当社は先行的に
豪州最大の政府系研究機関であるオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)と戦略提携しています
豪州におけるCO2調達先有力候補である大型LNGプロジェクトの参画者である日本大手電力ガス会社、液化ガス船舶の業界リーダーである商船三井、CCS業界のリーディングカンパニーであるJX石油開発と戦略提携しました。
当社及びパートナー企業はCCSに関するバリューチェーン全体の開発と操業に必要な専門的技術、プロジェクト投資・資金調達、 CO2供給などの豊富な経験と知見を有しています。
当社はパートナー企業と協力しながら低コスト構造化でCCSプロジェクトを仕立てる事が出来るため、その分総建設費及び操業費の削減が図れます。